Bentayga EWB
BENTLEY HYBRID RANGE

BENTLEY HYBRID TECHNOLOGY

電動化の未来に向けたベントレーの旅は続いていきます。ハイブリッドテクノロジーの導入は、この旅における重要なステップであり、現在さまざまなハイブリッドモデルを販売しています。ベントレーは今後数年内に初の完全電気自動車を発表し、2030年までにはすべてのラインアップを電気自動車にする予定です。
以下では、現在販売しているハイブリッドモデルと、ベントレーのハイブリッド体験を支えるハードおよびソフトについて詳しく紹介しています。

BUILT FOR THE WAY YOU LIVE TODAY

ベントレーのハイブリッドテクノロジーは、市街地をスムーズかつ静かに走り抜けるだけでなく、ラグジュアリーなロングドライブを実現するうえで必要なパワーと航続距離を提供できるように設計されています。ある調査によると、ベントレーのお客様の大半の移動がバッテリーのみで可能であることがわかっています。実際のところ、初代ベンテイガ ハイブリッドのほぼすべてのドライバーがEVモードを使用し、約半数の方の1回あたりの走行距離が30マイル(約48km)未満であることもわかりました。通勤や買い物、通学など、自動車を使用する目的が何であっても、排気ガスを最低限に抑えながら移動することができるのです。

EXPLORE OUR HYBRIDS

それぞれのモデルをクリックすると、各ハイブリッドモデルの詳細をご覧いただけます。

THE KEY COMPONENTS

ベントレーには現在、ベンテイガとフライングスパー向けに開発された、実績のある2種類のハイブリッドテクノロジーを盛り込んだシステムがあります。燃費の良いガソリンエンジンと先進の電気モーターを組み合わせることにより、ガソリンエンジンのみで走るベントレーらしい魅力的な走りと長い航続距離はそのままに、排出ガスを大幅に低減することに成功しています。これこそが妥協なきハイブリッドテクノロジーなのです。

ベンテイガのハイブリッドモデルには、すべて3.0リッターV6ガソリンターボエンジンが搭載され、フライングスパーのハイブリッドモデルには、すべて2.9リッターV6ガソリンターボエンジンが搭載されます。バッテリーとハイブリッドシステムの基本的な構造は、両者とも同じです。

トランスミッションとガソリンエンジンの間に設置されたEモーター(永久磁石同期モーター)は、ターボラグによって生じる遅れを最小限に抑え、瞬時に最大トルクを発生させます。その結果、静止状態からの発進でもスムーズで静かな加速を実現し、どのベントレーでも感じられるようなエフォートレスなパワーを発揮します。

全ハイブリッドモデルに搭載される18.0kWh(使用時)のリチウムイオンバッテリーは、7.2kW/hでの充電が可能。充電インフラにもよりますが、わずか2時間半でフル充電が可能です。また、ケーブルや充電ユニットをすっきりと収納できるベントレーチャージングドックもご用意しています。

*チャージングドックの取り付けには、取り付け費用が別途必要です。

PERFORMANCE WITHOUT COMPROMISE

ベンテイガでは、Eモーターと3.0リッターV6ツインターボガソリンエンジンの組み合わせにより、システム合計の最高出力462PS、最大トルク700Nmを発揮し、最高速度は254km/hに達します。また、電気のみでも最高速度約135km/hで走行可能です。このパワートレインを搭載したベンテイガの航続距離は、約863kmです。EVドライブモードでは、最大約45kmを走行可能(WLTP)で、初代ベンテイガ ハイブリッドと比較して大幅に向上しています。

フライングスパーは、Eモーターと2.9リッターV6ツインターボガソリンエンジンの組み合わせにより、システム合計の最高出力544PS、最大トルク750Nmを発生させ、最高速度は285km/h、電気のみでの最高速度は140km/hに達します。このパワーユニットにより、0-100km/h加速は4.3秒という驚異的な加速力を実現しています。航続距離は約800kmで、電気のみでは約40kmを走行可能(NEDC)です。

しかしながら、最も重要なメリットは効率性にあります。2022年1月に行われたテストでは、9台のフライングスパー ハイブリッドが6日間で6,523kmを走行し、そのうち1,864kmが電気のみでの走行でした。この総走行距離は、米国を横断するのに等しい距離です。フライングスパー V8と比較すると、1台あたり1日3ガロン(約13リットル)の燃料を節約できたことになります。

THREE DRIVING MODES

DRIVING MODES FOR EVERY HYBRID

  • ELECTRIC FROM THE OFF
    EVドライブモードは、車両のイグニッションをオンにした瞬間に作動します。バッテリーが十分に充電されていれば、日常での移動はこのモードだけで十分です。
  • POWER USED RESPONSIBLY
    ハイブリッドモードは、インテリジェントナビゲーションシステムからのデータと、プレディクティブEモードおよびエンジンコースティングと呼ばれる機能を組み合わせて、長距離走行時の排出ガスと燃料消費量を最小限に抑えます。ナビゲーションシステムを起動すると、走行時の各場面に適したモードを自動的に選択し、バッテリーの充電量を最も効率的に使用する方法を常に計算します。そのため、市街地に到着した際など最も有効な区間で使うためにバッテリーを温存することが可能となります。システムは目的地に到着すると同時にバッテリー残量がゼロになるように作動することで、全体の効率性を最大化します。
  • PRESERVING ENERGY
    ホールドモードは、主な動力としてガソリンエンジンを使用することで、バッテリー残量を維持することに重点を置くモードです。このモードは、ドライブダイナミクス モードをSPORTに設定した場合のデフォルトモードでもあり、ブレーキ時に電気エネルギーを回収することもできます(下記を参照)。

SMART PEDALS FOR SMARTER DRIVING

ドライバーと車両のインターフェースにおける重要な要素は、ブレーキペダルとアクセルペダルを介して提供される触覚フィードバックです。

ベントレーハイブリッドエフィシエンシーブレーキは、車輪にかけて減速させる従来の油圧式ブレーキと、Eモーターによる電気的なブレーキの2種類を組み合わせたものです。2つのブレーキを巧みに融合させたこのシステムは、ドライバーにはブレーキペダルを通じて従来と変わらないブレーキ感覚を提供しますが、車両は油圧ブレーキからエネルギーを得てバッテリーを充電します。

ベンテイガの場合は、アクセルペダルを踏み込むと、電気のみでの走行からハイブリッドシステムによる走行に切り替わったことをドライバーに足裏の感覚で知らせるプレッシャーポイントを備えたシステムも搭載しています。

インテリジェントナビゲーションシステムが作動している場合は、交差点に近づいたり制限速度が変わったりするとペダルが振動し、減速を促します。これにより省エネを図るとともに、バッテリーの充電量をさらに増やすことができます。

HYBRID-SPECIFIC SERVICES

My Bentleyコネクテッドサービスは、ハイブリッドモデルに対してサービス内容を拡充しています。リアルタイムの交通情報や無線地図更新機能を備えたナビゲーション、リモートカーファインダー、車両のアラームからのプッシュ通知など、車載およびリモートでのコネクテッドカーサービスに加え、ベントレーのハイブリッドモデル専用に設計された多数の機能が用意されています。多くのサービスは、AppleのiOSおよびAndroidのモバイルプラットフォームで使用可能なMy Bentleyアプリ*からリモートでアクセスすることができます。サービス内容は下記のとおりです。

マイキャビンコンフォート
乗車前の都合のよい時間に、車内を最適な温度とされる22℃に暖房または冷房するよう、あらかじめプログラムしておくことができます。

マイカースタティスティクス
直近の走行時間、走行距離、平均速度、平均走行時間、ガソリンと電気の平均消費量など、車両データを提供するサービスです。

マイバッテリーチャージ
この機能を使用すれば、車両が適切な充電器に接続されている場合に遠隔操作で充電を開始することができます。出発予定時刻を入力すると、出発前に満充電に必要な充電量を自動的に計算します。

Eチャージ
このアプリは、現在地または選択した目的地の最寄りの充電ポイントを表示します。充電ポイントまでの距離や空き状況、充電率で検索結果を絞り込むことができます。充電ポイントを目的地として設定し、ナビゲーションに案内してもらうことも可能です。

*My Bentleyアプリは日本未導入です。

A WEALTH OF IN-CAR INFORMATION

ベントレーのハイブリッドモデルは、車両のインフォテイメントシステムを通じ、ドライバーに豊富な情報を提供します。インフォテイメントスクリーンだけでも、3種類の走行モードごとにエネルギーの流れを表示し、バッテリーで走行しているのかガソリンエンジンで走行しているのか、あるいはホールドモードの場合はエネルギーが回収されてバッテリーが充電されているかを表示できます。

タコメーターは通常のエンジン回転数の表示に加え、バッテリーと電気モーターの状態に関する追加情報を表示するよう設計されています。ひと目でわかるのは、現在どのモードを選択しているのか、電気で走行しているのか、ガソリンエンジンは作動しているのか、作動しているのであればどれくらいの回転数なのか、といった情報です。また、バッテリーの残量、タンク内の燃料の残量、その時点での走行可能距離も表示されます。

ベントレーハイブリッドエフィシエンシーナビゲーションシステムは、フリーワードでの検索入力が可能で、住所や興味のある場所にも対応しています。ナビゲーションは、建物の3D表示、衛星地図、交通情報や道路名、目的地までの距離も投影するヘッドアップディスプレイのコンテンツとともに改良されています。