MULLINER CLASSIC
MULLINER CLASSIC

RESURRECTING LEGENDARY CARS

ベントレーのコーチビルドカーを愛する方々にとって、マリナークラシックはまるでタイムマシンを現実のものにしてくれるような存在です。多くのプロジェクトは単なるレストアの域を超え、マリナーのエンジニアと熟練の職人で構成される専門家チームがオリジナルの設計図に立ち戻り、場合によってはオリジナルの車両でリバースエンジニアリングを行い、これ以上分解できないところまで解体します。その後、全部品をカタログに記載したうえで再度組み立てるという史上初の作業を行うところからスタートするのです。

これらのクラシックカーが現役で全盛期だった時代に用いられていた、伝統的な技術や製造方法を研究し、あらためて学習し、時代に合った素材で作られた本物をお届けするため、あらゆる努力を重ねています。さらにCADによる設計やアディティブマニュファクチャリング、いわゆる3Dプリンターなどの最新技術を駆使して、必要に応じて新しいパーツをゼロから作り出します。このような努力の結果、数十年ぶりにクラシックベントレーの新車が工場から出荷され、文字通り歴史に生命を吹き込むことになりました。

新車の製造が決定すると、極めて限られた台数のみがお客様に販売されます。次のプロジェクトにご興味をお持ちの方は、ベントレー販売店にご相談ください。

MULLINER SPEED SIX CONTINUATION SERIES

伝説となっている1930年のル・マン24時間レースで、ベントレーはパワフルなSpeed Sixで激しいデッドヒートを勝ち抜き、ワンツーフィニッシュを決めました。そのレースから90年以上が経過した今、ベントレーの工場から再び新しいSpeed Sixが誕生しようとしています。90年以上の月日を経て新車のSpeed Sixを製造する前に、マリナーのチームはベントレーモーターズに残されていたオリジナルの設計図に基づき、かつてのワークスのレース仕様車を細部まで徹底的に研究しました。
MULLINER SPEED SIX CONTINUATION SERIES

MULLINER CORNICHE

ベントレー コーニッシュのオリジナルはプロトタイプであり、まさにワンオフで製造された車両でした。この車両は1939年にフランスでテスト走行を行っていた際に、事故により大きな損傷を受けました。修理のためシャシーは本国に送られてベントレーの工場に戻りましたが、ボディはディエップ港に残され、その後勃発した戦争の空襲で破壊されてしまいました。その結果、この車両は二度と姿を現すことはありませんでしたが、見事な救出作戦により完璧な姿で蘇りました。
MULLINER CORNICHE

MULLINER BLOWER CONTINUATION SERIES

2019年、「ブロワー」の愛称で知られるスーパーチャージャー付きベントレー 4 1/2リッターを復活させる計画が持ち上がりました。ベントレーが所有するオリジナルのブロワーを慎重に解体し、すべてのパーツをカタログ化し、スキャンした後に丁寧に組み立て直し、正常に走行できるよう復元しました。その際のデジタルファイルをもとに、ほぼ一世紀ぶりに新車のブロワーが製造されました。ブロワーコンティニュエーションシリーズと名付けられたこのモデルは、わずか12台のみ製造されました。
MULLINER BLOWER CONTINUATION SERIES